九大 編入 体験記 工学部

九州大学編入体験記は少ないと思うので頑張ってかいていきます。受験したのは物質科学工学科のマテリアルです。だから他の学部を受ける人はあまり参考にならないかも。

 

・受験前の状態

席次(40人くらい中)

          3年 17位   

          4年 28位

TOEIC 470 (3月時点)

 

全然よくないです。九大は点数いいなら取ってくれるだろ!みたいな理由で受けました。

 

 

・勉強の流れ

受験勉強を始めたのは11月です。まずは数学からとっかかりました。とりあえず「編入数学徹底研究」を授業中にやる感じです。高校の範囲を2ヶ月で2周しました。多分1日2〜3時間くらいすれば出来ると思います。

 

 

編入数学徹底研究: 頻出問題と過去問題の演習

編入数学徹底研究: 頻出問題と過去問題の演習

  • 作者:桜井 基晴
  • 発売日: 2009/07/01
  • メディア: 単行本
 

 

1周目はとにかくキツかったです。でも、1周終えると2周目は意外とすんなり行けます。1周目は我慢して頑張って下さい。2周すれば九大の数学は半分くらい解けると思います。

 

1月から物理と化学を始めました。物理は「標準問題の解き方物理ー物理完全理解の140題」、化学は「リードα」を解きました。

 

※「標準問題の解き方物理ー物理完全理解の140題」

 

は図書館にあった古い本だったので本屋さんにも無いかもしれません。リードαでいけると思います。

 

※物理・化学ともに自分が自分が使用したリードαはオレンジ色の表紙のものでした。もうオレンジは古い年式で売られてないかも知れません。

 

 

 

リードα化学基礎+化学

リードα化学基礎+化学

 

 ↑オレンジの表紙の問題集が見つからなかったので最近のをのせてます。

 

物理はなかなか終わりませんでした。まともに勉強してなかった僕には1問1問が難しかったです。とてもキツイです。1周するのに3カ月かかりました。でも普通にやれば余裕でもっと早めに終わります。わからな過ぎて1日1時間くらいしかしてなかったので。

化学は過去問をみてから対策をしていくといいと思います。出ている範囲が似てると思います。

 

3月からは応用数学の勉強を始めました。応用数学が九大を受けるときに1番難しいと思います。こんなんわかる訳ねぇじゃんって諦める人も多いです。実際僕は全く分からなかったですが、ちゃんと対策した方がいいです。

電気科にも九大を受験する友達がいて、応用数学を早めに習ってました。なので何回も聞きました。悔しいけど、勉強になりました。でも、そいつらは化学は1ミリもわかってなかったですね。

応用数学は特に感覚が掴めるかどうかが大きいと思います。電気科じゃないにしろ、聞きやすい友達がいれば頼もしいと思います。

 

新学期が始まった辺りから東工大も受けたいと思い、ここからは大学の物理と化学を勉強を始めました。九大は高校範囲で解けると思います。でも、大学範囲をやるのもアリだと思います。理解が深まるので。東工大の受験記はそれなりに書かれてます。それらを参考にしました。

 

6月からは流石に英語を始めました。英語が出来ないから高専生をやってんだ!と諦めてましたが、電気科の友達に怒られました。もつべきはいい友です。

とりあえず「速読英単語」のシリーズを読みました。基礎英単語を4周、熟語3周、応用単語2周。見出しは速読ですが、全然読み終わりませんでした。初め基礎と熟読は1ページ10分、応用は20分かかりました。気が遠くなりそうですが、これくらい時間をかけて読んで良かったです。

 

速読英単語1必修編[改訂第6版] (Z会文章の中で覚える大学受験英単語シリーズ)

速読英単語1必修編[改訂第6版] (Z会文章の中で覚える大学受験英単語シリーズ)

  • 作者:風早寛
  • 発売日: 2013/12/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

速読英熟語

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  • 作者:岡田 賢三
  • 発売日: 2000/03/15
  • メディア: 単行本
 

 

 

速読英単語2上級編[改訂第4版]

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  • 作者:風早寛
  • 発売日: 2015/01/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

それと「vision quest 」を使って文法を勉強しました。英作文はこれで大体いける気がします。電気科の友達はよくわからないのを読んでました。12月から分厚い英作文の本を読んでて、色々と聞きました。そんなに本気でやる必要は無いと思います。しかし、周りに質問できる友達がいて良かったです。

 

ビジョン・クエスト総合英語 (総合英語参考書)

ビジョン・クエスト総合英語 (総合英語参考書)

  • 作者:野村恵造
  • 発売日: 2013/03/01
  • メディア: 大型本
 

 

 

7月から数学の確率と応用数学を重点的に勉強しました。この2つが1番の心配でした。

確率はYouTube の「超わかる高校数学」の場合の数のシリーズを見ました。とても分かりやすいのでオススメです。

 


樹形図【超わかる!高校数学Ⅰ・A】~授業~場合の数#1

このシリーズです

 

応用数学はいい参考書が見つからなかったです。なので教科書として学校の授業で使っていた高遠節夫著「新応用数学」を頑張って読みました。

 

 

新 応用数学

新 応用数学

  • 発売日: 2014/11/01
  • メディア: 単行本
 

 

大学の物理と化学の範囲が広くて九大の受験直前までやってました。高校の範囲を見直したのは受験3日前です。化学はそっから暗記を開始しました。結局終わらなくて前泊したホテルで12時までやってました。物理は2日前に「リードα」を始めて見ました。2体のバネの振動の問題が分からず焦りました。微分方程式を立てて解くと時間がかかる上難しいです。高校物理の解き方を知っておく必要があると思います。なんせ東工大出身の物理の先生がその場で説明が出来ませんでした。僕にわかりやすく説明する為だと思いますが、それくらい難しかったです。

 

 

・試験までの流れ

ホテルAZに前泊しました。JR糸島高校前駅の近くにあり、そこからバスで10分で九大まで行けます。時刻表はフロントの人に言って貰えました。1時間に1本のペースでした。工学部のバス停があったと思います。そこで降りるとすぐです。

 

試験会場のすぐ下に食堂があったのでそこで昼ご飯を食べました。試験会場は飲食が許可されてたので弁当を持って行くのも大丈夫です。

 

あと基本的な事は調べて下さい。

 

 

・試験の出来

数学7〜8割

英語9割

物理9割

化学7割

 

・1日の勉強時間

11月〜4月  2〜3時間

 5月〜8月   8時間くらい 

勉強時間はあんまり気にして無かったです。結局、理解できるかどうかが勉強で1番大事だと思います。本気でその範囲を理解しようとしたら、1日中勉強なんて無理でした。

 

・最後に

席次が悪いからと言って諦めることは無いと思います。あくまで参考に頑張って下さい。